ウニのトゲ使った超高速ゲーミングルーター発表 アンテナ数競争に終止符 これは嘘ニュースです
超高速ゲーミングルーター「C-URCHIN」
一般家庭向けより接続速度や安定性が重視されるゲーミングルーターは、メーカー間でアンテナ数をめぐる競争が勃発。当初2、3本だったアンテナも現在は8本が主流だ。
アンテナ数競争の激化が予想される中、バッキャローが発表したC-URCHINは16本のメインアンテナと432本のサブアンテナを備える。10年後に策定される無線LAN規格のWi-Fi15を前倒しでサポート。最大通信速度は約324万Mbpsに達した。同社製品史上最も高い電波強度を誇り、設置場所から20キロ離れた成層圏でも安定した高速通信が可能だという。
「究極進化系ゲーミングルーター」をうたうC-URCHINは、サブアンテナに北海道産キタムラサキウニのトゲを使用したことが最大の特徴。生体材料を採用したルーターは世界初としている。
「北海道の漁村では、ウニにLANケーブルを刺してネット接続しているらしい」
開発のきっかけは同社担当者が耳にした噂だった。22年、実際に複数の漁村を訪れて確かめたところ、ウニをルーター代わりにしている事実はなかったが、どの漁村でもスマートフォンの接続速度がベストエフォート並に嘘くさいほど高い数値を示していた。分析したところ、水揚げされるウニのトゲが基地局から来る電波の指向性を強めているためだとわかった。
「ウニのトゲをアンテナに使う」という知見を得てから2年で製品発表にこぎつけた。価格は36万8千円(税込み)と高額だが、来年度には普及価格帯モデルも投入する予定だ。また4月にはルーター用ウニの養殖場を道内に建設。将来的にはゲノム編集技術を応用し、直接LANケーブルが差し込めるルーターウニの養殖を目指すという。