神、世界の「ロールバック」を啓示 親ガチャ不具合で これは嘘ニュースです
神は世界の巻き戻りを啓示した
不具合が明らかになった「親ガチャ」は、「世界」の新規プレーヤーがゲーム開始時に引く「くじ」のような抽選システム。金銭、能力、容姿など全ての要素に恵まれたSSR親(スーパースペシャルレアおや)、平均的なN親(ノーマルおや)、その後のプレーに悪影響を及ぼすD親など、レアリティ(希少性)を持った親が規定の提供割合で含まれる。
やり直しができない1回限りの「親ガチャ」は、その後の進行に大きな影響を与えるため、親ガチャの当たりはずれはゲームの難易度を決定づける。また、プレイヤー自身も新規プレーヤーの親ガチャとしてランク付けされるのも特徴だ。
しかし、今月に入って「親ガチャの提供割合がおかしいのではないか」との指摘がSNS上で相次いだ。「世界」では、SSR親の提供割合を1千万ユーザー当たり1人が当選する0.00001%と明示しているが、実際に「SSR親を引き当てた」と書き込んだプレーヤーはなく、そのほとんどがN親かD親だった。
「世界」を運営する神は、指摘後も沈黙を貫いていたが、11日未明、突如「まもなくロールバックを行う」と啓示。不具合を認める具体的な言葉はなかったが、「既存プレーヤーのレアリティが新規プレーヤーの難易度に影響を及ぼすゲームシステムの根幹に問題があった」として、親ガチャシステムの不具合を事実上認めた。
ロールバック後の対応については、D親の排出率を減らすなど提供割合の変更か、システム自体の廃止を検討している。問題が解決するまでの間、新規プレーヤーの登録は一旦停止する。
ゲームを正常化するには、親ガチャ連鎖の影響がなかった時点まで時間を戻す必要があるため、ロールバックする時間は46億年と啓示。80億人近くが参加する超大規模ゲーム「世界」は、まだ初期装備テストプレーヤーが男女1人ずつしか存在しなかった、サービス開始6日目のベータテスト時代まで戻されることになる。