Kyoko Shimbun 2019.09.11 News

日本指紋認証センター、鑑別師5万人削減へ iPhone11影響 これは嘘ニュースです

これまでと同じく顔認証を採用したiPhone11
 スマートフォンなどに使われる指紋認証を請け負う日本指紋認証センター(東京都)は11日、同社指紋鑑別師の2割にあたる5万人を削減すると発表した。米アップルが11日未明(日本時間)に発表した新機種「iPhone(アイフォーン)11」シリーズが、これまでと同様に顔認証を採用したことが影響した。今後は顔面鑑別師の育成と配置転換に注力する。

 日本指紋認証センターは03年創業の業界最大手。熟練した技術を持つ指紋鑑別師がインターネット経由で送られてきた指紋を、0.5秒以内に本人のものかどうか目視で照合、返送するサービスを提供する。13年にiPhoneが指紋認証技術「Touch ID」を採用したことをきっかけに急成長し、現在は全国419カ所の事業所に約25万人の指紋鑑別師を抱える。

 しかし17年、アップルは顔認証技術「Face ID」を新たに採用。認証業務は顔認証を専門とする米フェイスアナリティカ社の日本法人が受注した。

 採用当初は「マスクをつけると認証できない」「双子の区別ができない」などフェイス社オペレーターの技術力不足を指摘する声が相次いだことから、指紋認証センターでは「熟練した職人の足元にも及ばない」と楽観視していた。だがその後、他社のスマートフォンも追随して顔認証を採用。マニュアル化が進んでオペレーターの技術が向上したことで、現在では精度・速度ともに指紋認証を超えたと言われている。

 今後2年間で事業所を100カ所程度閉鎖し、鑑別師の早期退職募集や顔面鑑別師の育成・異動を進める方針。また、アップルに対して「Touch ID」の再採用を継続的に呼びかけるが、端末のコスト増につながるため困難との見方が大半だ。業界関係者は「良くも悪くも職人技に固執したことが慢心と驕りにつながった。顔を洗ってもう一度出直すべき」と厳しい。

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