健康志向のケミカルおせち「薬食同源」、予約始まる これは嘘ニュースです
ケミカルおせち「薬食同源」(写真は「梅」)
標準価格帯の「竹」は、鎮痛剤バファリンを半分に割り、やさしさだけを1つ1つ丁寧に取り出した「やさしいバファリンいくら添え」のほか、ロキソニンの甘酢あんかけ、ロールキャベジンなど2段8品。先まで遠く見通せる1年を祈願したトローチの筑前煮もおせちらしい一品だ。いずれも錠剤の固い食感や独特の風味を殺さないよう、他の食材との調和を心がけたという。
市販薬を使った理由について、料理を監修した無国籍料理「アナルコ」の黒川料理長は「『薬食同源』は日々の食生活から病気の予防を心がけるという東洋医学の言葉だが、強い即効性が求められる現代に合わせて見直した結果、生薬よりも化学薬品の方が好まれると思った」と説明する。
値段は単身者向け1段4品の「梅」が1万3千円、「竹」(2段8品)が3万円、オプジーボを使った「松」(2段8品)が155万8千円(いずれも税込み)。予約は12月1日から全国27店舗のみで受け付け、ネットでの販売は行わない。
虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。おすすめリンク
<BOOK>聘珍樓のいちばんやさしい薬膳
創業1884年(明治17年)、日本に現存する最古の中国料理の名店である聘珍樓で2010年よりスタートした「季節の薬膳セミナー」は予約が取れないほど人気の講座となっています。日々の暮らしの中にもっと「薬食同源」の知恵を取り入れてもらいたいという著者たちの思いから、本書では、薬膳セミナーでの内容をもとに、家庭でも手に入れやすい食材を使った薬膳メニューを提案します。