「大根」侮辱表現撲滅を 全大連、強硬派が就任 これは嘘ニュースです
都内で開かれた第99回全日本大根連合会(全大連)総会
青長氏は「美白大根照射法」など大根栽培に関する業績を数多く残す大根学の権威。また所属する全大連では「大根足」「大根役者」など相手を蔑む慣用表現を使った著者や出版社に抗議文を送付する活動を主導するなど、強硬派として知られてきた。
昨年からは大根を侮蔑的な意味で使ったり「セクシー野菜」として紹介したりする「大根差別者」を見つけ出し、自らのツイッターを介して支持者に対し実名や住所を特定するよう呼び掛けるなど、SNSを駆使した過激な言動がたびたび論議を巻き起こしている。
指名後に行われた就任演説で、青長会長は「長年『大根学者です』と名乗っては失笑を買い、そのたび相手をすりおろしたい衝動にかられてきた。今こそ偉大な大根を取り戻そう」と呼びかけた。
野菜業界では、今年に入り「日本いも協会」「全日本なす連合」でも侮辱表現撲滅を唱える強硬派が相次いで代表に就任。来年1月に総会を開く「全日本もやし連合会」でも、もやしっ子らしからぬ武装闘争路線を主張する候補が支持を伸ばしている。これら団体はいずれも伝統的な野菜を擁する点で共通している。
全大連では今後「大根」を侮蔑的に使う個人や団体に対し、法的措置も視野に入れて活動を行うと明言しており、一部出版社では出版物の「大根足」「どてかぼちゃ」表記をそれぞれ「ホワイトアスパラ足」「どてパクチー」に置き換えるところも出始めている。
今後ダイコニズムが拡大すれば、野菜価格の不安定化やイメージ悪化など業界全体に悪影響をもたらすおそれがあるため、来年以降の動向に注目が集まりそうだ。