【企画広告】「月」「火星」ナンバープレート交付始まる 宇宙交通省 これは嘘ニュースです
交付が始まった「月」「火星」のナンバープレート
月や火星を走る自動車が装着するナンバープレートは、これまで「地球外」にまとめられていたが、35年の改正移住促進法施行をきっかけに月・火星への移住者が増加。各星でナンバープレートの交付申請が急激に増えたことから、38年10月の地球外道路交通法改正で「月」と「火星」に細分化することを決めた。
静かの海にある宇交省運輸局月支局には、「地球外」ナンバーから変更を求める30人ほどのドライバーが手続きに並んだ。晴れの海から訪れた36歳の男性は「やっぱり地元の名前が入っている方が親しみがわきますね」と、「月」が記された新しいナンバープレートを手に満足そうに話した。
「火星」のナンバープレートを交付する運輸局火星支局にも約80人が変更に訪れた。火星では従来と同型の長方形に加えて、火星人を模したタコ型のご当地ナンバープレートも用意したが、今のところ交付申請は1件もないという。現行の「地球外」ナンバーもこれまで通り使用できる。
完全自動運転など自動車のスマート化で「交通事故」が死語になった現在、ハンドルを握るドライバーの姿を見かける機会は少なくなった。車体の識別データや位置情報も一元的に管理されているため、ナンバープレートの装着も任意になっている。
39年現在、9割以上の国がナンバープレートを廃止。しかし、「デジタルデータだけでは心もとない」として、日本ではファクスと並んで今もなお高い人気を誇っている。
上記記事は、本日発行「未来空想新聞」(朝日新聞発行/パナソニック協賛)に掲載されたものです。
本日発行「未来空想新聞」
5月5日、こどもの日を「未来を考える日にしよう」という趣旨のもと、様々な分野で活躍されている方が、よりよい未来を空想したコラムや漫画などの記事を掲載した全12ページの紙面です。今から17年後の2039年がどのような社会にになっているか――、そんな未来を予測しながら、本紙も「「月」「火星」ナンバープレート交付始まる」を寄稿いたしました。17年後もこの記事が「虚構」であることを願ってやみません。
また、Twitterにハッシュタグ「#こどもの日は未来を考える日 #未来空想新聞」をつけて投稿していただくと、協賛企業であるパナソニック株式会社より、1投稿につき10円を、朝日新聞厚生文化事業団の「未来をひらく こども応援金」に寄付するキャンペーンもあわせて実施します(※5月12日まで)。こちらもぜひご参加くださいませ。