ツイスター、世界王者がAIロボットに完敗 得意技「関節外し」も及ばず これは嘘ニュースです
ペスラのツイスターロボ「ペスティマス」
ツイスターは、審判の指示に従ってマット上に配置された4色の円の上に手足を置いていくゲーム。1対1で行う個人戦では、選手が指示した円に手足をつけずに倒れたり、体の他の部位がマットについたりすると負けになる。老若男女がハンデを設けず楽しく対戦できることから「みんなの総合格闘技」とも呼ばれる。
22日午後1時から日本武道館で始まった特別戦は、第1ラウンドからペスティマスがマット上で主導権を握る一方的な展開。第16ラウンド、継目永世名人が右手を緑の円に置こうとした際、スリップして敗れた。継目永世名人は、自身の肩やひじの関節を外す得意技「SJB(セルフ・ジョイントブレイカー)」で接地するなど冷静に対処したが、最初から360度の関節可動域を持つペスティマスには及ばなかった。
ロボットベンチャーのペスラが開発したペスティマスは、画像や音声など様々なデータを一括処理する「マルチモーダルAI」を備える二足歩行ロボット。マットの色や審判の声、本体のバランス制御など各種データを並行処理する必要があるツイスターをロボットにプレーさせるのは難しいと考えられていたが、今年に入ってマルチモーダルAIが劇的に発達したことで開発が大きく前進した。
同社では26年までに、これまでツイスターで遊ぶことができなかった単身者をターゲットにペスティマスの一般販売をめざす。
特別戦を観戦したツイスター愛好家の男性は「これほど楽しくなさそうなツイスターは初めて見ました」と話す。