Kyoko Shimbun 2020.07.16 News

「まだ黄信号」 政府版信号モデル、赤まで中間256色配置 これは嘘ニュースです

黄と赤の間に中間色を配置した政府版信号モデル
 新型コロナウイルスの新規感染者が全国的に再び増加していることを受け、政府は休業などを要請する国独自の信号モデルを公表するとともに、現在は黄信号であるとの認識を示した。安全な状態を示す緑、警戒を呼びかける黄、緊急事態を示す赤の3色を基本としているが、黄と赤の間に256段階の中間色を配置したのが大きな特徴だ。

 今月に入って全国で新規感染者数が増加する中、政府は観光支援事業「Go To トラベル」キャンペーンを開始するなど、事態を注視する態度をとっている。しかし、依然として慎重な政府の姿勢に対して、各自治体から緊急事態宣言を再発令する明確な基準がないことへの批判が噴出したことから、大阪府が発表した「大阪モデル」を参考に、警戒度の基準を信号式で表す検討を始めていた。

 公表した政府版信号モデルでは、緑・黄・赤の基本色をベースに、黄と赤の間を256段階の中間色で細分化したのが特徴。「同じ黄色でもオレンジ色や限りなく赤色に近い黄色など様々。黄の横にいきなり赤を隣接させる大阪モデルは乱暴だ」との意見が検討会議で出たことから、むやみに危機感を煽らない優しさをイメージして作成した。「大阪モデルにはない優しさと中間色ならではの温かみがある」という。

 また同時に現在は黄信号の状態であるとの認識を示し、「赤信号までまだ余裕はあるが、外出時はマスクを着用してほしい」と引き続き警戒を呼びかけた。

 政府版信号モデルについて、政権に近い関係者は「わずかでも黄色が含まれてさえいれば、事実上の『赤』でも、これまで論戦をくぐり抜けてきた首相が様々な話法や論法を駆使して黄色だと主張してくれる。緊急事態宣言を再発令することなく緊急事態を国民に周知できるウルトラCの奇策だ」と評価する。

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