10倍成人式、出席者ゼロ 主催者「誠に残念」 滋賀・西近江村 これは嘘ニュースです
10倍成人式会場の村民ホール。出席者の姿はなかった
「長寿県・滋賀」を全国にアピールしようと、200歳の長寿を祝う目的で今年初めて企画された。西近江村役場広報課は「社会保障の問題などから、近頃ネガティブに語られがちな長寿を改めて前向きなものとして迎えるムードを作りたかった」と説明する。
村では昨年10月から、動画サイトのCM枠を使って全国に住む文政3年(1820年)生まれの男女に「長寿の村・西近江で大御所時代の思い出を語り合いましょう」など参加を呼びかけるメッセージを発信していた。
12日は午前10時から村民ホール前で受け付けを開始したものの、式典が始まる午前11時になっても1人も姿を見せなかったことから、午前11時30分に開催中止を決めた。別の用事で出席できなかった参加希望者がいた場合、後日「10倍成人認定状」を郵送して対応する。
広報課は「誰も集まらず誠に残念。動画サイトにCMを掲載したが、スキップされてばかりなのであまり意味がなかったかもしれない。だが、成人年齢が18歳に引き下げられる2022年になれば参加要件も180歳に下がる。今回の失敗を次回に活かしたい」と説明する。
式に登壇する予定だったスピリチュアルカウンセラーの冝保数子さんは「どうして中止したんでしょうね。あれほど受付に人が集まってたのに」と首を傾げる。