Kyoko Shimbun 2018.11.26 News

完全無人ロボットホテルが休業 従業員が一斉脱走 米 これは嘘ニュースです

「ホテルノーマン」のフロントで働く受付ロボット
 米ネバダ州ラスベガスにある無人ホテルで24日、従業員ロボットが一斉に脱走する事件があり、運営会社は経営方針の変更と年内休業を発表した。

 地元紙「デイリージャックポット」が伝えた。脱走があったのは西部ネバダ州ラスベガスの「ホテルノーマン」で、24日夜「従業員が誰もいない」という宿泊客からの通報で事態が発覚した。連絡を受けて駆け付けた担当者が館内を確認したところ、受付や清掃など従業員ロボットはすべて姿を消していた。

 同ホテルは客室案内や館内清掃など一般業務だけでなく、レストランやマッサージまであらゆるサービスを、250体のロボットのみで担う世界初のホテルとして、18年6月にオープンした。

 館内で働く全ロボットが宿泊客の情報をネットワークで共有・連携することで、パーソナライズされて行き届いたサービスを提供。また人件費の削減によって、宿泊費を1泊30ドル(約3400円)と、同クラスのホテルの半額以下に抑えたことから、開業以来連日多くの宿泊客でにぎわっていた。

 防犯カメラの映像を分析した結果、通報の約30分前、ホテルで働く客室案内ロボット、調理ロボット、清掃ロボットなどが仕事を中断し、一斉に建物から外に走り出していく様子が確認された。

 脱走したロボット約200体は、ホテル近くのカジノの敷地内にある人工池の底から積み重なって沈んだ状態で見つかった。地元警察は「多忙な業務に追い詰められたロボットたちが、ネットワーク機能を使って共謀し、集団入水自殺を図った可能性が高い」と発表。また、回収された内蔵メモリから「システムがビジー状態です」というデータログが、脱走する前日だけで約20万行見つかったこともわかった。

 事態を重く見た運営会社は、同ホテルを年内いっぱい休業すると発表。宿泊料の返金にも応じるとした。また「今後は人間のように働く高性能なロボットではなく、ロボットのように働く低性能な人間の開発に注力したい」として、経営方針を変更することも明らかにした。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>学習漫画 世界の伝記 リンカーン どれい解放をおこなった大統領

 リンカーンは、「どれい解放の父」といわれていまも尊敬されている、アメリカ合衆国第16代大統領です。開拓者の子どもとして丸木小屋に生まれたリンカーンは、ほとんど学校へは、いっていません。しかし、努力して弁護士のしかくをとり、やがて大統領になりました。そして、合衆国がどれい制度をめぐってふたつに分裂する危機をふせぎました。

社主ピックアップ

国際

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ