「メダルは手で隠して」 噛み方マナー、専門家に聞く これは嘘ニュースです
リオ五輪の金メダル(金含有量1.2%)
では「日本人らしいメダルの噛み方」はあるのか。テーブルマナーの観点から専門家に話を聞きました。
「メダルの噛み方でも、日本人らしい奥ゆかしさを見せることはできるはず」
そう話すのは、日本でただ1人最高位10段まで上り詰めたフードコーディネーターの武者小路葵さん。2014年のソチ冬季五輪では、日本人選手が誰もメダルを噛まなかったため、委員会から禁止令が出ていたのではないかと噂されています。しかし、今回のリオ五輪では多くの選手が噛むしぐさを見せました。
メダルを噛むしぐさは、一説には1988年のソウル五輪で、オーストラリアの選手がカメラマンの要請に応えたことに始まると言われています。「メダルを噛む違和感は、歯や口を見せて食べることを良しとしないテーブルマナーに由来するのではないか」というのが武者小路さんの考えです。しかしまた「今や世界のメダリストにとって定番のしぐさになっており、各国の報道陣を前にして「みっともないからやりません」で済む時代ではなくなりました」とも話します。
では、美しくメダルを噛むにはどうすればよいのでしょうか。
「つまようじを使う時と同じように、手で口元を覆いながらメダルを噛むのが正しい作法です。あるいは、せんべいを丸飲みする要領でメダル部分を全て口の中に含んでしまいましょう。いずれにしても、メダルを噛む際は不快な金属音を出さないよう、歯を立てずに噛むやさしさが必要。噛んだ後、指をフィンガーボールですすぐのも忘れてはいけません」
「メダルの噛み方にはその人の育ちの良さ、品格がそのまま表られれまつ」とのこと。4年後の五輪は東京が舞台。思いやりと和の心を重んじる日本式メダル噛みの精神を世界を広めていきたいものですね。
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<BOOK>「思いやり」という暴力
教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街には無意味な放送や看板が氾濫する。なぜ私たちは正面から向き合う「対話」を避けるのか? 無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?著者は、日本的な優しさこそが「対話」を妨げていると指摘。誰も傷つけずに語ることの虚しさを訴える。風通しのよい社会を願い日本人の精神風土の深層に迫る。