参院選公示 候補者第一声、最多は「み」 分析調査 これは嘘ニュースです
各党党首の第一声(左上から時計回りに)「く」「み」「み」「み」
今回改選となる議席数121(選挙区73、比例区48)に対し、届け出たのは389人。22日に街頭演説を行った候補者の第一声を本紙が独自に集計したところ、最も多かったのは「み」で、以下「お」「え」「あ」「た」と続いた。
「み」が最多だったのは、「みなさん」で始まる呼びかけが多かったため。応援演説を行った公明党の山口那津男代表、民進党の岡田克也代表、共産党の志位和夫委員長も第一声を「み」で呼びかけた。自民党の安倍晋三総裁は「熊本のみなさん」の「く」だがほぼ同内容。政策では違いを強くアピールする各党でも、街頭演説では驚くほどの協調性を見せつけた。
次点の「お」は午前中に演説を始めた候補が多く、「おはようございます」のあいさつが多数を占めたことによる。
「え」「あ」は、「ええ、この度」「あ、有権者の」など会話の最初に入る口癖で、新人候補に多く見られた。また「あ」には「あっ」と第一声を発して通行人の注意を引きつけてから、演説に入る小林製薬方式を取り入れた技巧派候補も含まれている。おおさか維新の会の松井一郎代表は第一声「え」で演説に入った。
「た」を第一声にした候補者は、ほぼ全て政党の存続がかかった少数野党の現職で、呼びかけやあいさつよりもまず「助けてください」と叫ばずにいられない悲痛さがうかがえる。
その他少数のものとしては「諸君」の「しょ」、「まあ、そのう」の「ま」も見られた。また合わせて収録音声に含まれていた聴衆からのヤジを集計したところ、最も多かったヤジの第一声は与野党どちらの候補とも「嘘つき」「裏切り者」の「う」だった。
<主な党首の第一声>
安倍晋三自民党総裁「く」
山口那津男公明党代表「み」
岡田克也民進党代表「み」
志位和夫共産党委員長「み」
松井一郎おおさか維新の会代表「え」