Kyoko Shimbun 2015.07.27 News

地球にやさしい巡航ミサイル CO2大幅削減 米 これは嘘ニュースです

地球にやさしい巡航ミサイル「エコ・トマホーク」
 米国防総省は26日(現地時間)、従来よりCO2(二酸化炭素)排出量を大幅に削減した新型巡航ミサイル「エコ・トマホーク」の開発に成功したと発表した。早ければ来年度にも配備を始める。

 温室効果ガス削減という世界的潮流に配慮した巡航ミサイル「エコ・トマホーク」は、燃料に生ゴミから再生したバイオ燃料を使用。またジェットエンジンの機構にも改良を加えた結果、現在運用しているトマホークと同じ速度射程、殺傷力を維持しつつCO2排出量を80%削減することに成功した。

 国防総省では来年度から配備を開始、今後5年以内に現在保有する全てのトマホークをエコ・トマホークに置き換えたい意向で、これにより年間280万トンのCO2削減効果が期待できるとしている。

 地球温暖化対策が世界的な急務となる一方、テロ撲滅を掲げる米国製ミサイルが排出するCO2は年々増加の一途をたどってきた。今回CO2排出量を5分の1まで抑制したことで、ミサイルの使用回数を増やすこともできるようになる。また今後は欧米諸国と対抗関係にあるロシアや中国を交えた地球にやさしいミサイルの開発競争が過熱しそうだ。

 軍事問題に詳しい京都大学軍事学部の坂本義太夫教授(軍事環境論)は「ミサイルを廃棄してしまうか、あるだけ全部使い切って人類が消えてなくなる方がエコではないか」と話す。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>戦争はいかに地球を破壊するか―最新兵器と生命の惑星

 戦争は最悪の環境破壊と言われるが、この本を読めば事態がそんな生やさしいことではないことがよく分かる。本書は、核実験からスターウォーズ計画まで含め、核兵器、劣化ウラン弾、レーザー兵器、電磁兵器などによって、惑星としての地球が温暖化や核汚染をはじめとして、いかに破壊されてきているか、いかに破壊されるかを明らかにしている。衝撃的だが、読んで考えるべき本だ。

社主ピックアップ

国際

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ