分電でんこさんとの別れ惜しむ 東電前には長蛇の列 これは嘘ニュースです
分電でんこさん(享年24)
東電は27日午後、同社ホームページで「分電でんこさんは、遠い、遠いお星さまになりました。これからは夜空からみなさんの足元を照らしつづけます。電気と仲良くね!」とのコメントを突如発表。事実上の逝去を宣言したことから、多くの人々に衝撃を与えた。
昨年の福島第一原発事故以降、東電ではでんこさんを起用したCMやパンフレットを全面的に自粛。公式ホームページも削除されており、「でんこちゃんも震災に巻き込まれたのでは…」など、でんこさんの安否を気遣う声も多く聞かれていた。
そのような中での突然の逝去発表に、ネット上では「惜しい人を亡くした」「でんこちゃん帰ってきて」など、でんこさんの死を悼む声や、「どうしてこのタイミングで」「虚構新聞かと思った」という驚きの声、また「でんこちゃんを消す前に消えるべき社員がいるだろう」と、東電の責任を追及する声など、さまざまな意見が飛び交っているが、そのほとんどが今回の発表に否定的なものだ。
分電でんこさんの葬儀は28日夜8時から、電柱市電線町にある赤い屋根の自宅で親族葬が行われる。喪主はでんこさんの夫である分電盤太さん(24)。また多くのでんこちゃんファンのため、後日「でんこちゃんを夜空に送る会」も執り行われる予定だ。
生前、私的にでんこさんとの交流もあった京都大学電気工学部の坂本義太夫教授(ヘルス論)は「大変残念。最近は死ななくていいような人が次々と亡くなり、逆に本来もっと早く死ぬべき人がのうのうと生き延びている。完全に信頼を失った今の東京電力に、彼女以上に好意を浴びて企業イメージを高められる人間が一体どれほどいるだろうか」と疑問を投げかけた。