自己愛強いヒヨコ誕生 鏡使い自分を刷り込み 英研究 これは嘘ニュースです
自己愛の強さから自らカラーヒヨコになった個体もいた
鳥類には孵化して最初に認識した動物を親と思い込んで愛着行動を取る「刷り込み(インプリンティング)」と呼ばれる習性があることが知られている。
同大の研究チームでは、この習性を利用して、全面鏡張りにした特製のケージの中にニワトリの卵を入れ、孵化したヒヨコが鏡に映った自分自身を親だと思うよう刷り込みを行った後、行動を観察した。
3日後、他のヒヨコがいる集団に戻したところ、親ニワトリの後を追いかけず、多くの時間を鏡に映った自分の姿を眺めるのに費やしたほか、過剰にエレガントなそぶりで餌をついばんだり、観察用カメラの前でモデルのように背筋を伸ばして姿勢で歩くなど、必要以上に他者の目を意識した自己愛性行動が多数認められた。また染料の入った瓶に飛び込んで、インスタ映えを狙うかのように自らカラーヒヨコになった個体もいた。
「ナルシス」と名付けられた自意識過剰なヒヨコは、普通のヒヨコに比べて毛並みや肉付きが良かったことから、論文は「強い自己愛は生物に利益をもたらす(※ただし人間を除く)」と結論付けて締めくくっている。
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<BOOK>自己愛な人たち
自分を大事にできなければ、生きづらいし、他人を大事にすることもできません。けれども、反対に、自分の中で自己愛をいい按配にコントロールできなければ、どこか独りよがりになってしまうし、やはり生きづらいし、人間関係でも、相手にじわじわストレスを与えることになってしまいます。そんなふうにつきあいかたが難しいのが、自己愛なのです。本書では、著者自身の経験から文学作品まで、自己愛にどうも折り合いがつけられない困った人たちのエピソードを通して、自己愛について探究していきます。「ああ、こんな人いるいる!」と思いながら、どこか自分の心の中も覗き込むことにもなる、そんなエッセイです。