「1000年に1匹」 世界最優秀「美ジンコ」決まる これは嘘ニュースです
ミス・ミジンコに選ばれた中国代表
「ミス・ミジンコ」は、1958年イギリス王立科学院が呼びかけたことに始まる美の祭典。各国から選りすぐりのミジンコがロンドンでの世界大会に出場し、1匹が最優秀ミス・ミジンコとして選ばれる。
吻(ふん)の形や長さ、甲羅の丸みなど外見の美しさだけでなく、社会貢献や知性、感性など総合的な人間性も求められるのが特徴で、88年、05年には日本代表が最優秀に選ばれたこともある。
今大会には過去最多となる世界190か国が参加。筋肉質が特徴の南アフリカ代表、透明度が高いルーマニア代表などバラエティに富んだミジンコがその美しさをプレパラート内で存分にアピールした。
選考の結果、15年度の最優秀には中国代表のミジンコが選ばれた。審査委員会は選評で「目の大きさ、触覚の長さ、透明度、棘状突起の角度などあらゆる点において完璧な黄金比を保っていた。1000年に1匹の逸材と言っても過言ではない」と高く評価した。
ミス・ミジンコに選ばれた中国の「美ジンコ」は、ミジンコがすこやかに暮らせる地球環境の保全を訴えるため、来月から世界各地を巡るツアーに出発する。
【追記(15年8月24日)】
大会翌日の24日、中国代表のミジンコがオスであったことが判明。王立科学院は失格処分とし、大会史上初めて今年度のミス・ミジンコを「該当なし」とした。ミジンコは基本的にメスのみで増える単為生殖だが、汚染環境下では遺伝子に多様性を持たせるため有性生殖に切り替え、オスが生まれるようになるという。
虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。おすすめリンク
<GOODS>ELECTROPLANKTON エレクトロプランクトン
国際的に活躍するメディアアーティスト、岩井俊雄がおくる最先端のアート作品。電子の水の世界に住む小さなプランクトンが、ユーザーのタッチや声で自由自在に泳ぎ、光り、音を奏でる。10種類の個性的でキュートなプランクトンと楽しく遊んでいるうちに、いつのまにかあなただけの心地よい音楽と映像がDSから広がっていく!